2023.08.03 2023夏! =TAKESHI=
夏、真っ盛り。
暑いよ。
もうスタジオから出たくないので、制作が進んでしょうがないです。
ウソです。
もともと夜型だけど、今は涼しくなった夜しか行動しないと決めているので、夜型人間完全体。
その代わりに昼間からのレコーディングに呼び出されたらポンコツでした。すみません。
さて8月に入り、そろそろプレミアリーグの新シーズンが始まります。
ユナイテッドのプレシーズンマッチを見る限りは、昨シーズンの得点力不足の解消はされてなく、少し不安が残ります。
テンハーグ監督の真価が問われる2年目なので、もう少し良い結果を期待したんだけどな。
新加入の選手たち。
新しいNo7はチェルシー生え抜きのマウントに。
まだチェルシーのイメージが強いので違和感はあるけれど、過去にはオーウェンも付けた事があるので、まぁまぁ。
機能してくれたら人気者になるのでしょう。
レジェンドのデヘア退団は残念ではあったけど、新GKのオナナはなかなか面白そう。
22/23 CL決勝のシティvインテルでもインパクトがあったので、楽しみだなー。
懸念されている得点力もホイルンドというデンマーク人ストライカーがほぼ決まりという噂なので、少しは解消されるのだろうか。
どんな選手なんだろう。
すでに出て行った選手たちも何人かいるのだけれど、これからも出てくるんだろうな。
フレッジは出ていきそうだしファンデベーグとかもどうなるのかな。
出ていくかもしれない中のひとり、マグワイアに対する罵詈雑言は酷すぎるので問題。
ユナイテッドに残るのであれば奮起して欲しい。
オレはもちろん彼を応援する。
本当は1番出ていくべきはオーナーという話が…
まぁその話は良いか。
個人的にはユース出身、若手がどんどん活躍してくる事を期待したいな。
まずはガルナチョ。
そして残念ながらケガしたけどプレシーズンでレギュラーの側にいたメイヌーなどがどのくらい出て来れるのか。
今年はサウジアラビアリーグがマネーに物を言わせた選手獲得がすごいけれど、
今後はその辺りでも色々と変わってくるんだろうな。
世界的な貧富の拡大は本当に大問題なので、スポーツに限らず何とかしていかないといけないよね。
派手な話は確かに楽しいんだけどね、やはりマトモとは思えない。
さて、みんなにとってはどうでも良いユナイテッドの話をいつまでもしていても仕方ないので、この辺で。
言いたい事は、暑いけどオレもがんばるので、みんなもがんばろーぜ!という事でした。
また!
ジェイ・Zがトッテナムオーナーの噂とか、それはそれでアツい!?
2023.06.11 SPRING HAS COME TOUR Chap1終了
SPRING HAS COME TOUR Chap1終了しました。
集まってくれたみんなありがとう!
楽しかったね。
少しずつ、以前の形を取り戻しできてます。
ライブハウスのライブハウスらしい本来の姿。
やっぱり良いよね。
でも、焦る必要も急ぐ必要もない。
元に戻って行くのも、ゆっくりで構わないと思っています。
ライブに来てくれた人達はオレのスタンスをわかっていると思うけれど、
それぞれの人の置かれた環境が違うからね。
音楽は誰も排除しないし、誰も選ばない。
だからライブハウスは色々な立場の人、考えの人が共有できる、共存できる場所であるべきだと思ってます。
答えはひとつでは無いからね。
オレ達AA=は、みんなの声援があろうとなかろうと、モッシュがあろうとなかろうと、自分らのライブは変わりません。
そういう事に左右されるほどナイーブなバンドでは無いので、みんなは自由にAA=の歪サウンドを楽しんでくれ。
TEENAGE DREAMS発表後のライブという事で、ライブではちょっとだけカバー曲もやりました。
まぁ、お遊び程度の出来栄えだけど、上田剛士のエモーショナルに付き合ってもらった感じです。
ありがとう。
ライブハウスのオープン時のBGMとしてカバー曲のオリジナルを流してもらったんだけど、
ライブハウスのスピーカーからあの曲が流れてくるのも、なかなかエモかった。
個人的には、それがとても新鮮だったツアーでした。笑
SPRING HAS COME TOUR Chap1ということで、みんなChap2があると思ってるよね?
まぁ、そうだろうね。
また、ライブハウスで会いましょう。
2023.04.06 TEENAGE DREAMS =TAKESHI=
ティーンエイジドリーム。
誰にでも10代はあって、その人それぞれにティーンエイジドリームは存在するよね。
みんなにとってのティーンエイジドリームはどんなものでしたか?
上田剛士にとってのティーンエイジドリームが詰まった作品がカバーアルバム「TEENAGE DREAMS」です。
10代の頃に受けた刺激は、その人の人格形成に大きな影響を及ぼす。
自分にとってその中心は音楽で、その中でもパンクロックがど真ん中でした。
今回、自分の影響を受けた曲をカバーしてみて、本当に自分はこの音楽達によって作られたんだなと再確認しました。
このアルバムの話は雑誌のインタビューやラジオでの話を聴いてもらうのが良いと思うので、
そこでは話をしていない作り始めた時の話を。
数年前に活動30周年という区切りのタイミングがあったんだけど、あまりそういう事に興味がない自分としては、
ほとんど気にしていなかったのです。
レーベル、スタッフからは何かやったほうが良いとの話もあったけれど、どうにもピンと来ない。
そんな中で出てきた話の中にあったひとつがカバーアルバムでした。
自分としては「うーん、どうだろう?」と否定まではいかずとも消極的な気持ち。
30周年で何かやるつもりもわかなかったので
「時間のある時に試しに作ってみて人に聴かせても良さそうな物が出来そうだったら言うよ」と、お茶を濁して済ませていました。
そんな中、世界的なパンデミックとなったコロナウイルスの影響により世界は変わり、当然ながら自分もその影響下におかれました。
モノづくりをする身において、その環境の中で、その時の音を作らない訳にはいかず、story of Suite #19の制作に没頭しました。
音楽家としての宿命みたいなものかな。
そんなシビアな感覚の制作のかたわら、息抜きのように始めたのがカバー曲の制作でした。
ほぼ趣味のような物で誰かに聴かせるものになるとは思えずに始めました。
最初に録ったのはNEW KIDS IN THE CITY。
アルバムでも1曲目にもってきたジャパニーズパンクロックの名曲です。
単純にこのベースを自分の音で弾いてみたい、という軽い気持ちで録り始めたんだけど、
やってみたらエモーショナルで高ぶる、何とも言えない気持ちになったんだよね。
そして自分のサウンドのカラーを出すためにヘビーなキーで演ってみました。
好きだけどカバーした事は無かったので新鮮な驚き。
このベースに、あのギターが乗っかり、ドラムのビートはこうでシンセが響き、
そしてあのボーカルラインが流れてくる。
漠然と聴いていた時のカッコいい曲としてだけではなく、音楽的に分解してみて、さらにこの曲の世界に引き込まれていました。
痺れたんだよね。
カバーアルバム、ひょっとしたら面白いかも、と思った瞬間でした。
続くアレルギー、スターリン、あぶらだこ、自分の好きな曲をSuite #19の制作の間に楽しみのように作り始めた。
集めた曲を自分の密かな楽しみとして聴く物として。
そして浮かんできたワードが「TEENAGE DREAM」。
そう、まさに10代のタケシくんの夢が詰まった音源でした。
この言葉が浮かんだ時に、このアルバムはすでに完成していたのかもしれません。
後は自分の夢をどんどん詰め込んでいくだけ。
INUもYMOもRCもアナーキーも、海外パンクからキュアーまで、なんでもアリ。
だって10代のタケシくんにはそれら全てが刺激だったのだから。
そして最後のピースとして、友であり指針でもあったJiaenをカバーする事で、このアルバムは出来上がりました。
みんなには、このアルバムを手にして10代のタケシくんの夢の追体験をしてもらう事と同時に、
ぜひ自分の10代の夢を思い出してみてほしい。
切なく懐かしく、そして少しばかりの恥ずかしさと共に。笑
そして、その頃の夢に負けないくらいの夢を今も持っていけたら最高だよね。
最後に、初回盤ブックレットの中で記した高橋幸宏さん、鮎川誠さん、ワカさんに続いて、
坂本龍一さんの悲しいお知らせもきてしまいました。
坂本さん、ありがとうございました。
2023.02.26 MAGICAL DESTROYER =TAKESHI=
若きクリエイターJUN INAGAWAの手掛けたアニメ「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」のオープニング曲を作りました。
オタクが世界を救うという謎な話のアニメです。
JUN INAGAWAとは、彼がOIO DAYに遊びに来てくれた時からの付き合い。
Z世代と呼ばれる年代の彼とのやり取りはいつも楽しい。
作品には何だか見覚えある様な、何かに似ている様な物が出てきます。笑
歌詞はINAGAWAくんが手掛けていて、オレの歪サウンドとINAGAWAワールドが組み合わさり、
既存のものには無い不思議なモノになりました。
また歌詞の制作ではINAGAWAくんの盟友、ラッパーのJUBEEも参加。
彼の参加によって、さらに面白いモノに仕上がりました。
歌うのは「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」の声優で参加している愛美さん。
アーティスト活動もしている声優さんで、若い彼らとの作業はとても面白かった。
オレの歪サウンドをベースに彼らに好き勝手に遊んでもらった様な作品です。
お楽しみに。
そして自分の作品としてはTEENAGE DREAMSというカバーアルバムを作りました。
自分がカバーアルバムを作るとは思ってもみなかったので、こちらも新鮮。
どんな曲をカバーしたのか?詳細はまたの機会に。
2023.01.27 もう1月も終わりですが =TAKESHI=
2023年始まりました。
年始から相変わらずスタジオ作業に追われる日々だけど、
普段とは少し趣きの違う作品を作ってます。
そして、ちょっとエモーショナルな気分になったりしています。
特定の人には楽しんでもらえる作品だと思います。笑
どんな物なのか、楽しみにしていてください。
そして2023年の最初のライブは、所属レーベルSPEED STAR RECORDSのイベントに決まりました。
スピードスターとはMAD時代からの付き合いなので長い付き合いになります。
鮎川さん(シーナ&ザ・ロケッツ)に次ぐ所属の長さかも、という話もあるので、それは長いよね。
レーベルカラーとして自分以外はあまり騒々しい音を鳴らす人達はいないので、
普段あまり接する事のない方々のライブがみれる良い機会、楽しみにしています。
そして突然、飛び込んできた高橋幸宏さんの訃報。
とても残念です。
多くの人が発していた様に、自分たち世代の音楽家にとって特別な存在の方でした。
もちろん自分にとっても。
MADでカバーさせて頂いたSOLID STATE SURVIVORも高橋幸宏さんの楽曲でした。
YMOのサウンドは今聴いても驚くほどの完成度。
素晴らしいあのドラム、高橋さんのサウンドは、これからも多くの人を魅了し続けると思います。
高橋幸宏さん、ありがとうございました。
2022.12.28 良いお年を! =TAKESHI=
2022年も終わりが近づいてきました。
みんなにとって良い年になりましたか?
少しだけ今までを取り戻せた1年になったかな?
AA=としてもライブが始められたり、ちょっとだけ前に進められた1年だったと思います。
上田剛士の1年としては、なかなか忙しい年でした。
今も制作の〆切に追われていて休みなしの日々。
のんびりとワールドカップばかり見ていた訳では無いのだ!
でも、やりたい事が多すぎて時間が足りないという、ある意味幸せな時間の過ごし方でもあるので、がんばります。
発表できる時も直にくると思うので、お楽しみにという事で。
来年はさらに行きますよ。
そんな訳で、短いけれど今回はここまで。
今日もじっくりと振り返っている時間はないのです。
常に前を見ているという事だね、ヨシヨシ。
このダイアリーという名のマンスリーを書いただけでエライ!と自分を誉めておきます。
それでは、1年ありがとう!
良い年をお迎えください。
2022.11.19 ワールドカップ始まるね =TAKESHI=
ワールドカップ2022が始まります。
開催地はカタール。
夏季は猛暑という事で、いつもとは違う時期での開催。
ヨーロッパのリーグはシーズン真っ最中で、選手にとってはベストとは言い難い。
また、カタール開催という部分でもいくつかの問題点が指摘されている。
同性愛は違法というカタールの法や、LGBTQ、移民に対する人権侵害など。
競技場の建設などに来た、出稼ぎの労働者に数千という数の死者が出ているという疑惑もある。
それらを受けてパブリックビューイングを止める都市も出てきている。
あらゆる差別に反対するというメッセージを込めて、イングランド代表キャプテンのハリー・ケインは
「ONE LOVE」とメッセージが入ったキャプテンマークを使用するという。
政治的なメッセージを禁止する大会側から罰金のペナルティーを受ける事を受け入れた上での行為だと。
いくつかの他の国のキャプテンも同様のアクションをするらしい。
状況の問題点を逆手にとって、逆に世界に向けて反差別のメッセージを広げる事のできるアクションで、
良い行動だとオレは思います。
オリンピックなどと同様に、世界的なイベントには常にダークな側面が見え隠れする。
ワールドカップというお祭りを楽しむに至って、同時にこのような問題点があって、
世界はこれらを直視しなければならない事を忘れてはいけない。
そんなカタールワールドカップ。
応援しているマンチェスターUの選手も多数参加する。
ユナテッド関連の中で、今1番の話題といえばクリスチアーノ・ロナウドだろうね。
クリスチアーノは今シーズンの自分の扱いに対して不満を持ち、
リーグ中断と共にチームや監督を批判し、W杯後はチームに戻る可能性は少ないと言われてる。
と書いている側から、BBCによるユナイテッドがクリスチアーノを解雇のニュース!
残念だけど仕方ないね。
クリスチアーノらしい話といえば、そうなのかもしれない。
今のチームは以前より希望があるので、お互い良い未来を求めて自分の道を進むのが正解だな。
そんな状況なので、チームメイトのブルーノ・フェルナンデスがいるポルトガルは少しゴタゴタしているかも。
優勝候補の一つである事は間違いないので、ブルーノにもクリスチアーノにも活躍してほしい。
さて、今回の優勝はどこだろう?
ユナイテッド以外のサッカーの事はよく知らないので、どこが優勝に1番近いのか、よくわからない。
わからないなりに考えてみる。
ブラジルやフランスは良さそうだけれど、予想としては普通だよね。
アルゼンチンはリサンドロ・マルティネス(マンチェスターU)がお気に入りなので期待、だけど波があるイメージ。
ベルギーも良いけど、ちょっとピーク過ぎたかも?オレが知らないだけかもしれないが。
オランダの監督は元ユナイテッドの監督ファンハールだけど、ちょいちょいユナイテッド批判をするからなー。笑
そして、やっぱりイングランドは応援する、でも優勝は出来ないイメージ。
みんなの予想はどう?
まぁ、やっぱりここは日本代表にがんばってもらいましょう!
個人的にはセルティックの2人が外れた事は残念だけど、
今はヨーロッパで活躍している選手も多く、Jリーグのレベルも低くは無いので期待。
ケガが心配される富安や三笘、守田、遠藤などは少し心配だけど、彼らには注目している。
他にも良い選手がたくさんなので期待しましょう。
対戦相手に恵まれなかった?
そんな事は関係ないのさ。
まずはドイツ。
勝ちにいこう。
2022.10.03 猪木ボンバイエ! =TAKESHI=
昭和の小学生男子はみんなプロレスが好きだ。
みんな、は語弊があるかもしれないけれど、まぁ大抵は大好きだったはず。
最初に好きになったプロレスラーはテリーファンク!
古い!
ドリーファンクはそうでもなかったので、見た目重視ということなのだろうか。
子供は正直だ。
その後はスタンハンセンは外せない。
今でもテーマ曲を聴くと盛り上がる。
ブッチャーは怖かったし、タイガージェットシンは怖かったし、アンドレはデカかった。
名前が「上田」なだけで「馬之助」と呼ばれることもあった。
そんな時代。
チャンネル権が子供に無かった昭和の我が家では、ゴールデンにやっている新日は見られずに全日が多かった。
でも、もちろんアントニオ猪木は知っていた。
燃える闘魂だ。
子供の頃に刷り込まれた感覚はそう簡単に消える事はなく、
大人になってもプロレスラーに対する何とも言えない憧れ感、ヒーロー感はずっとある。
総合格闘家に対する感覚とは少し違う、なんとも不思議な感覚だ。
それは、大人になったある日、リハーサルスタジオに向かう途中で見た光景。
その時は少し渋滞気味だったので、ゆっくりと車を進ませていた。
空冷ワーゲンの小さなフロントガラスの向こうから、ちょっと遠近感がおかしくなる程大きな人間が現れた。
猪木だ!!!!!
引退間近、最後の試合に向けてランニングをしているアントニオ猪木だった。
足を少し引きずりながらゆっくりと走る猪木。
たしか足を怪我をしているという話だったので、妙に納得した。
オレの中の小学生タケシが突然目覚めた!
めっちゃ笑顔で猪木さんの走る姿を見送った。
とても興奮した事は言うまでもない。
しかし車を止めてビンタしてもらう為に走るような事はしていない。
猪木さんは大きいけれど、道の向こうから走ってくるその姿は、とんでもなく大きく巨大に見えた。
もちろん目の錯覚だけど、もう3メートルくらいあるんじゃないかという感じだ。
それがアントニオ猪木という特別な人間のオーラなのかもしれない。
その錯覚を経験しただけで、何だかすごい人間がいるものだと納得した。
猪木ボンバイエ!!!
ご冥福をお祈りします。
余談だが、もう1人すごく大きいレスラーを見たことがある。
飛行機に向かう為にスロープを歩くオレの目の前を進んでいたのは、ジャイアント馬場。
なんと馬場さんと同じ飛行機だ。
錯覚ではなく、ホントにデカい。笑
馬場はデカすぎて飛行機の翼に手を入れて飛行機乗ってると言う話があった。
この時もオレの中の小学生タケシはワクワクした。
その旅先で、大きなショピングセンターの目の前に、また別のプロレスラーが立っていた。
ラッシャー木村だ。
ラッシャーさんはそのままタクシーに乗ってどこかに走って行った。
言うまでもなく、その先に待っているのはアニキ(ジャイアント馬場さん)だろう。
いや、そうでなくてはならない。
もちろんオレの中の小学生タケシはワクワクしまくりだった。
2022.09.26 (re:Run) 終了、そして”今”との向き合い方
(re:Run)story of Suite #19 来てくれたみんなありがとう!
雨の中、大変な人もいたよね。
story of Suite #19 という今までの楽曲とは少し違う曲達。
この物語を中心にしたライブの再演。
AA=としての「現在」との戦いを楽しんでもらえていたら嬉しいです。
ウイルスによって変わった世界。
それは自分の世界にも少なからず影響を及ぼしました。
そして多くの規制、制約を課された。
当たり前だよね。
人が死ぬんだから。
人類とワケのわからない物との戦いが始まった。
そんな中で、沢山の人の必死の姿を見て、自分自身の姿も見つめなおした。
自分の負っている傷なんて、ある人達と比べたら大したことでは無い事もわかった。
たくさんの血を流している人の横で膝を擦りむいた程度で泣き言を言ってしまう様な、そんな気持ちだ。
音楽で出来る事とやるべき事、自分のやれる事はなんだ?
そうして生まれたのが「Suite #19」であり「story of Suite #19」でした。
オレは当初「ライブの事を考えずに作った」と、この作品の事を思っていたし語っていた。
でも、ライブを演ってみてそうでは無い事に気づいた。
ライブの事は頭の片隅にあって、それは「(自分の)ライブを演らないライブを演る」と考えていたのかもしれない。
その為に必要だったのが#19。
ライブに来てくれたみんなは色々な思いや感想を持ったと思う。
「面白い」「つまらない」「これもアリ」「物足りない」「今だから仕方ない」
それも当たり前なんだ。
今までの武器は持たずに戦っているから。
きっとあるであろうネガティブな感想も全然おかしな物では無い。
でも、その「物足りない」のは、暴れられない事や声を出せない事が理由ではなく、ただのオレの能力不足だ。
オレはそう言い切れる戦い方を選んでいるのだからね。
そのネガティブな感想の吐け口が「暴れるライブはまだ怖い」や「声を出されるライブは今は怖い」と思う人に向かわない事を願う。
オレには、そんな規制を願う人が「強大で支配的な権力者」では無く「コロナで被害を負ってしまう弱い立場の人」に思えてならない。
同調圧力という単純化した言葉に一括りにする事にも違和感を感じている。
それがオレが無知だからであれば申し訳ないが、
少なくとも「規制を求める人達」は、オレがケンカする相手に相応しいとは思えていない。
だからオレの勝手でこの作品を作り、この戦い方を選んでいる。
全てオレが自分で選び勝手にやっている事で、誰かに締め付けられている訳では無い。
それに、オレはこの挑戦を楽しんでもいるよ。
勘違いしてもらっては困るけど、緩和に向けて声を上げているバンドや音楽関係者に対する批判では無い。
彼らの戦い方は彼らのもので、それはリスペクトする。
彼らの戦いが良い形で成功する事を願う。
オレの戦い方とは違うというだけだ。
オレの戦いにも、彼らの戦いにも言える事だけど、弱い立場の人に攻撃が向かわない様にしなくてはならない。
それは音楽が、ロックが、パンクが、1番望まない形である事は、全ての音楽ファンが共有できる話だと思っている。
分断で利を得るのは、いつの時代も権力者や独裁者だ。
オレの歪音はヤツラと戦うための音だ。
カッコいいねー。笑
(re:Run)に来てくれたみんな、ありがとう。
みんなの姿に力をもらったし、一緒に戦い、楽しんでくれた事に感謝しています。
オレは、もう春がそこまで来ている気がしている。
みんなも春の息吹を感じているよね。
春が来るのが楽しみだなぁ。
2022.08.14 (re:Run)と映像作品 =TAKESHI=
ライブ (re:Run) story of Suite #19 発表になりました。
Live from story of Suite #19で行った、アルバム『story of Suite #19』の完全再現。
その再演公演になります。
このアルバムは全部で一つの曲、という作品でもあるので、やっぱりまとめてやる事には特別な意味があるのです。
とはいえ、このアルバムの完全再現は何度も演れる訳ではないので、次があるかはわからない。
特別な時期の特別な作品、その再現ライブなので特別なライブだと思っていてください。
AA=として今の状況でしか鳴らせない2022年の歪み、未体験の人、またもう一度体感したい人は存分に楽しんでください。
もちろん前回のツアーとは違う、今のライブを届けますよ。
そして、映像作品「Live from story of Suite #19」、もうみんなの元に届いたかな。
Suite #19の世界と今の状況でのAA=の歪み。
新しいチャレンジとして、オレたちは簡単には負けないぜ、という姿を示せたのではないかな。
何かの所為にして言い訳をするのはイヤなので、今のオレたちの100%の音、と言えるこの作品も楽しんでください。
そんなライブと映像作品のお知らせ?告知?な、今回のダイアリーという名の何か。
まぁ、宣伝的な意味合いは拭えないワケだが・・・それでも早いペースで書いたオレえらい。
ぼくの夏休み、な時期に仕事してるオレえらい。
大人はみんな仕事しているから、とか言ってはいけません。
それにしても世の中おかしな事が多いよね。
首をひねる様な話ばかりが目につきます。
おかしな事も多いけど、それでも今を楽しまないとね。
今を楽しむという意味ではライブもそう。
今だからできる形でみんなに満足してもらえる様にね。
それを考えるのもミュージシャンとしての戦い、そして楽しみなのです。
規制はまだあるけれど、それでもみんなが満足する歪みを届けるので、またライブハウスで会いましょう!
と書いて、ライブ後までダイアリーは書かない宣言をしているのではないですよ。
もしもそうなっても、それはたまたまです。